女将の暮らし話|生理用品、今の自分に合っていますか?
「みんなこんなもの」と思っていた私が、生理用品を見直した話。
生理の日というのは、どうしても少し気を遣います。
量の多い日は、外出先でも仕事中でも、
「大丈夫かしら」
と、どこか頭の片隅で気になっている。
夜用の大きなナプキンを使っていても、寝ているあいだに漏れてしまうこともありました。
けれど私は長いこと、それを特別なことだとは思っていませんでした。
生理とは、そういうものなのだろう。
女性なら、きっと皆それなりに困っているのだろう。
そんなふうに思っていたのです。
けれど、生理用品を見直してみたことで、少し考えが変わりました。
もしかすると、今まで使っていたものが、今の自分には合っていなかったのかもしれない。
そしてもうひとつ。
私は、自分で思っていたよりも経血量が多い方だったのかもしれない。
今回は、そんなところから始まった、女将の生理用品のお話です。
生理用品は、思っていたよりたくさんありました
長く使ってきたのは、いわゆる普通の使い捨てナプキンでした。
昼用。
夜用。
量の多い日のための、大きな夜用。
それだけでも種類はたくさんあります。
けれど改めて見てみると、今はほかにもさまざまな生理用品があります。
布ナプキン。
タンポン。
月経カップ。
月経ディスク。
吸水ショーツ。
ずっと同じものを使っていると、それ以外の選択肢をわざわざ調べる機会というのは、案外少ないものです。
私も、
「もう少し楽に過ごせるものはないかしら」
と思ったことをきっかけに、少しずつ調べ始めました。
ただ、調べてみて分かったのは、
便利と言われているものが、そのまま自分の暮らしにも便利とは限らない
ということでした。
布ナプキン|丁寧に使える方にはよさそう。でも、私には少し難しい
まず気になったのが、布ナプキンでした。
繰り返し使えて、肌あたりもやわらかい。
使い捨てとは違った良さがあります。
ただ、私の場合は経血量が多いため、
「これで一日を安心して過ごせるかしら」
という不安がまずありました。
そしてもうひとつ。使ったあとのことです。
洗って、干して、また使う。
外出先で使えば、持ち帰る必要もあります。
仕事の日もあれば、子どもと出かける日もあります。手荒れが気になる時期もあります。
そう考えると、私にとっては生理を楽にするというより、管理する手間の方が増えてしまいそうでした。
布ナプキンが心地よいという方も、もちろんいらっしゃると思います。
ただ、自分の生活に無理なく取り入れられるかというところまで考えると、私は別の方法を探すことにしました。
月経カップと月経ディスク|家の外で使うことまで考えると
次に調べたのが、月経カップです。
経血を吸収するのではなく、身体の中で受け止めるタイプの生理用品。
さらに、もう少し平たい形をした月経ディスクというものもあります。
長時間使える製品もあり、うまく使えればとても便利そうです。
私も最初は、「これはよいかもしれない」と思いました。
ただ、そこで気になったのが、外出している日のこと。
取り外す場所。
手を洗える環境。
洗浄や保管。
泊まりの日なら、その後のお手入れ。
家の中で完結するのであればよいのですが、仕事や旅行、帰省まで含めて考えると、私には少し扱いが難しそうでした。
もちろん、慣れてしまえばこちらの方が楽だという方もいるでしょう。
けれど私は、生理用品について、使っている時間だけでなく、その前後まで含めて負担が少ないことをかなり大切にしているのだと、このあたりで気づきました。
私に合ったのは、吸水ショーツでした
そうしてたどり着いたのが、吸水ショーツです。
私が現在使っているのは、ベアの吸水ショーツ。
最初は、「本当にこれで大丈夫なのかしら」と少し不安でした。
これまでずっと、ナプキンの大きさや位置を気にして過ごしてきたので、ショーツそのものが経血を受け止めてくれるという感覚に慣れていなかったのです。
ところが、使い始めてから。
毎月のように気にしていた「漏れ」が、ほとんど気にならなくなりました。
夜も、仕事の日も、外出するときも。
「大丈夫かしら」と気にする時間が減っただけで、生理の日の過ごし方はずいぶん楽になりました。
私にとっては、この変化が何より大きかったように思います。
生理用品というのは、単に経血を受け止めるための道具ではなく、生理中にどれだけ安心して普段の生活を送れるかにも関わるものなのですね。
量の多い日は、パンツタイプも一緒に
ただし、吸水ショーツだけですべての日を過ごしているわけではありません。
私の場合、特に量の多い2〜3日は、吸水ショーツとパンツタイプの生理用品を併用しています。
一種類だけで過ごせることよりも、「今日はこれなら安心」と思える方が、私には大切です。
量が落ち着いてくれば、吸水ショーツを中心に。量の多い日は、もう少ししっかり備える。
その日の状態に合わせて使い分けるようになってから、生理用品そのものに振り回されることが少なくなりました。
生理用品を変えて、初めて気づいたこと
そして、ここで思ったのです。
以前は、大きな夜用ナプキンを使っていても漏れることがありました。
それでも私は、「生理とはこういうもの」と思っていました。
けれど、吸水ショーツを使うようになって漏れがぐっと減ったことで、今までの自分は、思っていた以上に経血量が多かったのではないかと、初めて考えるようになりました。
生理は、ほかの人と比べる機会がほとんどありません。
一日に何回交換しているのか。
夜中に交換するのか。
寝具を汚すことがあるのか。
普通は、そんな話を一人ひとり聞いて回ることもありません。
だから、自分の状態が多いのか少ないのか分からないまま、「みんな同じくらい大変なのだろう」と思ってしまうことがあります。
私も、そうでした。
「生理だから仕方ない」で済ませなくてもいい
生理用品を見直したことは、結果として自分の身体を見直すきっかけにもなりました。
もちろん、漏れたことがあるからといって、すぐに何か病気があるという話ではありません。
ナプキンの位置や寝相、その日の経血の出方によって漏れることもあります。
ただ、経血量が非常に多い状態は「過多月経」と呼ばれ、子宮筋腫などの病気が背景にある場合もあります。
頻繁に生理用品を交換しなければならない。
夜中も交換が必要になる。
衣類や寝具まで何度も漏れる。
生理のたびに生活へ大きな支障が出る。
そうした状態が続いているなら、「私の生理はこういうものだから」だけで終わらせず、婦人科で相談してみるのもひとつです。
私自身、生理用品を変えて初めて、自分の生理について知らないことが案外多かったのだなと思いました。
「昔からこれ」ではなく、「今の私にはどうか」
布ナプキンが合う方もいます。
月経カップがとても楽だという方もいます。
タンポンを使う日もあれば、吸水ショーツを使う日もある。
いくつかを組み合わせている方もいるでしょう。
私の場合は、吸水ショーツを中心に、量の多い日はパンツタイプも使う。
今のところ、それが一番安心して過ごせる方法になりました。
生理用品に、誰にでも当てはまるひとつの正解はないのだと思います。
経血量も違う。
仕事も違う。
家で過ごす時間も違う。
外出や旅行の頻度も違う。
お手入れに使える時間だって違います。
だからこそ、「昔からこれを使っているから」ではなく、「今の自分には合っているかしら」と、ときどき見直してみる。
それくらいでよいのかもしれません。
毎月やってくるものだからこそ。
少しでも安心できる方へ。
少しでも楽に過ごせる方へ。
生理用品も、今の暮らしに合わせて選び直してよいのだと思います。
女将のひとこと
私の場合、生理用品を見直したことで、長いあいだ当たり前だと思っていた「漏れる心配」が、ずいぶん小さくなりました。
そして、それと同時に、
「私の生理は、本当にこれが普通だったのかしら」
と、自分の身体を振り返るきっかけにもなりました。
毎月のことは、つい慣れてしまいます。
けれど、慣れていることと、困っていないことは、少し違うのかもしれません。
今お使いの生理用品。
次の買い足しのときにでも、「今の私には、これが一番合っているかしら」と、ほんの少しだけ考えてみるのもよさそうです。
今月も、なるべく穏やかに過ごせますように。
※この記事は女将個人の体験をもとにした暮らしの読みものです。生理用品の使用感には個人差があります。各製品の使用方法をご確認のうえ、出血量や痛みなど気になる症状がある場合は、婦人科などの医療機関へご相談ください。
月夜千冬星
心を休め、明日へ帰るためのデジタル旅館「月詠堂」の女将、月夜千冬星です。 タロット・数秘・星読みを通して、迷いや不安を抱えた心にそっと灯りをともします。 ここでは、占いのこと、心地よく暮らすための読み物、月詠堂に集う人々や日々の物語を綴っています。 どうぞ今夜も、ごゆっくりお過ごしくださいませ。
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