鬼灯のお告げ

彩璃の帳場日誌|女将、旅の記事を書く

女将が、また机に向かっています。

どうやら今回は、旅の記事を書くようです。

群馬と栃木。
新幹線に乗って、レンタカーで走って、SL大樹にも乗ったのだとか。

「せっかくなら、行った場所をひとつの記事にまとめればいいのでは?」

そう思ったのですが。

モデルコース。
家族旅行の割引。
サファリパークのバス。

……どうやら、ひとつの旅から何本も記事が生まれるようです。

女将いわく、

「旅先で困ったことも、迷ったことも、次に行く人には役に立つでしょう?」

とのこと。

なるほど。

楽しかった思い出だけではなく、
「ここは先に知っておきたかったな」ということまで持ち帰ってくるのが、女将の旅なのかもしれません。

今日も月詠堂の灯明に、旅の案内がひとつ増えました。

次は何を書くのでしょう。

帳場から、そっと見守っておこうと思います。

月詠堂 番頭見習い|彩璃

有紀 中谷

心を休め、明日へ帰るためのデジタル旅館「月詠堂」の女将、月夜千冬星です。 タロット・数秘・星読みを通して、迷いや不安を抱えた心にそっと灯りをともします。 ここでは、占いのこと、心地よく暮らすための読み物、月詠堂に集う人々や日々の物語を綴っています。 どうぞ今夜も、ごゆっくりお過ごしくださいませ。

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