鬼灯の灯明

人と会うことの多いお盆。疲れすぎないための、静かな過ごし方

お盆になると、家の中が少しだけにぎやかになります。久しぶりに会う家族や親戚、子どもたちの声、いつもより少し豪華な食卓。懐かしくて、うれしくて、夏らしい時間です。

けれどその一方で、『なんだか疲れたな』と感じることもあります。人と会う予定が続いたり、実家や義実家を行き来したり、仕事もあったり。楽しいはずのお盆なのに、連休が終わるころにはぐったり。そんなことにならないように、今年のお盆は少しだけ『余白』を意識してみませんか。

お盆だからと、全部を頑張らなくてもいい

せっかくみんなが集まるから、久しぶりに会えるから。そう思うと、つい予定を詰め込みたくなります。けれど、すべての集まりに参加して、家のこともきちんとやって、となると体も心も休まりません。

行けるところだけ行く。疲れたら少し休む。予定をひとつ減らす。お盆だからこそ、無理をしない。それくらいで、ちょうどいいのかもしれません。

ほんの少し、ひとりになれる時間をつくる

人と会うことが続くと、楽しくても知らないうちに気を使っています。そんなときは、ほんの10分でもいいので、ひとりになる時間をつくってみます。

朝、少し早く起きてお茶を飲む。近所を散歩する。買い物にひとりで出る。お風呂に少し長く入る。人の声が聞こえない時間が少しあるだけで、思った以上に気持ちが整うことがあります。

仕事と家庭、どちらも100点を目指さない

お盆休みといっても、仕事がある人もいます。仕事をしながら帰省もして、親戚づきあいもして、家事もして。全部を普段通りにこなそうとすると、あっという間に余裕がなくなってしまいます。

『今日は仕事の日』『今日は家族の日』と、その日の重心をひとつ決めてしまうのもひとつ。どちらも完璧にしようとしないことが、心の余白につながります。

実家と義実家、どちらかだけが我慢しないように

お盆の帰省では、『今年はどちらの実家へ行く?』と悩むことも。実家も大切、義実家も大切。けれど休みの日数には限りがあります。

今年はこちらを長めに、来年はあちらを長めに。両方へ行くなら滞在時間を少し短くする。夫婦で先に相談して、どちらか一方だけへ負担が偏らない形を探しておくと、帰省そのものが少し気楽になります。

『平等』は、必ずしも同じ時間を過ごすことではありません。お互いが納得できること。それがいちばん大切なのだと思います。

連休でも、生活リズムを崩しすぎない

夜更かしや朝寝坊も休日の楽しみですが、何日も続くと最後の日にどっと疲れが出ることも。起きる時間、眠る時間、食事の時間。全部を普段通りにする必要はありませんが、どれかひとつだけでも意識しておくと、連休明けが少し楽になります。

『休みだから好きなだけ』ではなく、『休みだから少しゆるく』くらいがちょうどいいのかもしれません。

帰省の翌日は、できれば予定を入れない

遠出をした翌日、たくさんの人に会った翌日。思っている以上に体は疲れています。可能であれば、帰省の翌日は予定を詰め込まず、家でゆっくり過ごせる日にしておくのがおすすめです。

にぎやかな時間の中にも、小さな余白を

お盆は、人とのご縁をあらためて感じる季節です。そんな大切な季節だからこそ、自分の心まで置き去りにしないように。

ひとりでお茶を飲む。少し散歩をする。予定をひとつ減らす。ほんの小さな余白があるだけで、にぎやかなお盆の時間も、少しやさしく感じられるようになります。

無理をせず。疲れたら休んで。今年のお盆も、それぞれの家族にとって穏やかな夏の時間となりますように。

福音ゆら¦月夜千冬星

心を休め、明日へ帰るためのデジタル旅館「月詠堂」の女将、月夜千冬星です。 タロット・数秘・星読みを通して、迷いや不安を抱えた心にそっと灯りをともします。 ここでは、占いのこと、心地よく暮らすための読み物、月詠堂に集う人々や日々の物語を綴っています。 どうぞ今夜も、ごゆっくりお過ごしくださいませ。

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