鬼灯の惑い

女将のまかない帖|野菜たっぷり、豆乳とおからのクリームパスタ

月詠堂の台所では、その日にあるものを眺めながら、まかないを作ります。

この日の主役は、自家製の豆乳とおから。冷蔵庫に残っていた野菜を合わせて、やさしい味のクリームパスタにしました。

きっちり量る料理ではなく、味を見ながら整えていく、いつもの家のごはんです。分量はすべて、ざっくりとした目安でどうぞ。

野菜たっぷり、豆乳とおからのクリームパスタ

豆乳のまろやかさに、おからを加えると、ソースにほどよい厚みがつきます。にんにくと生姜を少しきかせれば、やさしいけれど物足りなくない味になりました。

材料(作りやすい分量・すべて目安)

パスタ 食べる人数分
豆乳 ソースが好みの濃さになるくらい
おから ひとつかみほど
にんにく・生姜 少々
ごま油 少々
塩麹 味を見ながら
バター ひとかけ
人参、小松菜、茄子など 冷蔵庫にある野菜を好きなだけ

女将の覚え書き:野菜も豆乳もおからも、日によって分量が変わります。濃ければ豆乳を足し、薄ければ塩麹を少し。味見をしながら、その日のちょうどよいところを探します。

作り方

一、 パスタを表示時間に合わせて茹でます。

二、 フライパンにごま油をひき、にんにくと生姜を弱火で炒めます。香りが立ったら、食べやすく切った野菜を加えます。

三、 野菜に火が通ってきたら、塩麹とバターを加えてなじませます。

四、 豆乳とおからを加え、沸騰させないように弱火で温めます。もったりしすぎたら、豆乳かパスタの茹で汁を少し足します。

五、 茹でたパスタを加えてソースを絡め、味を見て整えたら出来上がりです。

お皿が空になった夜

野菜をたっぷり入れたので、食卓へ出すまでは少しだけ心配でした。けれど、人参も小松菜も茄子も、気がつけばきれいにお皿からなくなっていました。

「おかわり」の声が聞こえると、台所に立っていた時間まで、なんとなく報われるような気がします。

特別な日の料理ではなくても、いつもの食卓で誰かがよく食べてくれる。それだけで、今日のごはんを作ってよかったと思える夜があります。

今夜のまかないから

冷蔵庫にあるものと、手元にある調味料で作るまかないは、毎回少しずつ違う味になります。

正確な分量がなくても、香りを見て、味を見て、食べる人の顔を思い浮かべながら整えていけば大丈夫。

忙しい日の晩ごはんに、月詠堂の台所から届いた一皿を思い出していただけましたら幸いです。

月詠堂 女将のまかない帖

福音ゆら¦月夜千冬星

心を休め、明日へ帰るためのデジタル旅館「月詠堂」の女将、月夜千冬星です。 タロット・数秘・星読みを通して、迷いや不安を抱えた心にそっと灯りをともします。 ここでは、占いのこと、心地よく暮らすための読み物、月詠堂に集う人々や日々の物語を綴っています。 どうぞ今夜も、ごゆっくりお過ごしくださいませ。

月詠堂へのご感想はこちら

月詠堂へお便りを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
が付いている欄は必須項目です。

CAPTCHA